ボックスカルバ−ト(BOX  CULVERT)は、本来の意味は地中に埋設される
 通水路の意味がある。
 近年は鉄道、道路を横断して設置される土被りのある構造物と定義される。

 ボックスカルバ− トには、剛性カルバ− トとしての鉄筋構造物、鉄筋コンクリ−ト
 菅、高圧鉄筋コンクリ−ト管等がある。
 撓み性カルバ−トとしては、コルゲ−トパイプがある。

 一般に、カルバ−トに作用する荷重としては、自重、土圧、活荷重、地震荷重
 温度変化、浮力等が考えられる。

 設計においては、基礎地盤が良好な場合は直接基礎として考え、地盤が不良な
 場合は、置換工法にて対応をする。

 軟弱地盤に構築する場合はボックス中央部の残留沈下量を推定してあらかじめ
 施工段階において、上げ越しをする方法もある。

 私がboxculvert の建設工事に従事した当時と、単位系、設計指針等が変わり
 当時の山海堂出版の『道路構造物の設計計算例は』は古典となりつつあります。
 設計の基本的考えは上記のようですが、設計に関しては専門書を参照されたし。
 当時の、体験から得た、歩掛りの一部を表にて示します。
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   boxculvert.html
 
 
松 山自動車道のparking部のボックスカルバ−ト
上部は走行車線