屋久島の宮之浦岳

  屋久島は、九州の洋上アルプスと称され周囲が132km、面積500km2であり平均気温が

20℃程度の温暖な気候の島です。しかしながら、標高1935mの宮之浦岳を筆頭に九州の

1〜7番までの山を独占しています。

 島の基盤は、1400万年ほど前の新生代に地下で生成された花岡岩よりなっている。
 
特徴は、年間降水量が平成13年度で4908mmであり、鹿児島県本土の平均降水量の

2,200mmを2.2倍程度上回る多さです。雨は月に『35日』降ると云われる。

 植物の分布は、典型的な垂直分布をしており黒潮寄せる海岸部は亜熱帯性植物が繁茂

している。 標高が上がるにつれて照葉樹林、落葉広葉樹林、針葉樹林、亜寒帯林と変化

して、宮之浦岳周辺では笹の群落と花崗岩の岩体が奇妙な景観を成している。

現地を訪問したのは、平成6年4月の連休(メンバ−5名) 

        下はウィルソン株 ↓
 

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    縄文杉
                          
    前方左 栗生岳(1867m)
       前方右 宮之浦岳 (1935m) 
          
     
          
            九州最高峰の宮之浦岳(1935m)
     
    風化花崗岩の残る特異な頂上のある永田岳(1886m)

     

    宮之浦岳より眺める栗生岳  ここより、日本最南の泥炭湿原  花之江河に到る。

               

       
     下の写真は、私が大学の春合宿の時に撮影したもの。(昭和48年3月)

    手前側に泥炭質の有機物が分解せずに存在している。 写真がセピア色。

     屋久島の三月は、東シナ海に低気圧が発生した場合は、ドカ雪が降ることがあり

    冬山の装備が必要です。